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観月兎


月はこころの象徴であり

兎は貴方ご自身です





仏教では悟りの姿を月に見立てて、「真如の月」と言ったりもします。真如(しんにょ)という言葉は、ありのままの姿、万物万法の永久不変の真理という意味があります。そして、「真如の月」と言った場合には、仏の教えの言葉となって、

真如(永久不変の真理)によって煩悩の迷いが晴れるという意味になります。


秋の月がいちばんきれいに見える、と昔の人も感じました。仲秋の名月として。

秋月とは秋の曇りのない晴天の夜空に輝く満月を意味します。

空海(弘法大師)は、満月を月輪(がちりん)と呼びました。太陽の「日輪」に対応することばです。

しかし、弘法大師は「月輪」は菩提心、つまり、人間が誰しも心の中に持っている、悟りを求めようとする、心をあらわすものだとされています。

菩提心は、" 悟りを求めたい "  " 仏の教えを学び、実践したい "と思うことですから、仏教者にとってはさまざまな心のありようのなかでも最も尊いものとなります。

仏法修行に限らず、自らの心を曇りなく輝く満月のように清浄である、自分と月とが一体であると観念する「月輪観」というものがあり、世の中の全ての人が満月のように美しい澄んだ心を持つことができれば、世界から争いや諍い(いさかい)も消えてしまうと考えます。








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