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居合とは?
かた
型の伝承武道
居合とは、機に際しては迅速に抜刀して敵を斬り伏せる日本の古武術です
立ち会いが互いに抜刀し構えたところから始る剣道と違い、居合では刀を鞘に納めた状態から勝負を想定した武術を「 型 」かた として伝えています
居合という抜刀術は究極の剣術と言われ、敵にあたり、柄つかに手を掛けて鯉口こいくちを切ってから瞬時に抜刀し、敵の数と配置に則した一連の立ち回りの後の納刀までの殺陣の動作を型(かた)として古来より伝えています
その特性上、型の稽古には真剣を用います
現代では真剣の代わりに造り重さが 真剣と同じ模擬居合刀で稽古する場合もあります また、相対した敵との距離(間合い)、呼吸をはかる為に、二人一組で行う剣術稽古(組太刀)をおこないます
居合道は主に床の間での想定のような普段の生活の中など「居」ながらにして敵に「合う(遭遇する)」として
” 型 “ が組まれている点に特徴があります
起源は古く、奈良時代から平安時代初期にその芽生えがあると云われ、林崎甚助重信 はやしざきじんすけしげのぶ (天文11年 1542年 ? - 元和3年 1621年) が抜刀術の始祖とされています 居合と抜刀術との相違点は、抜刀術は主に刀を抜いた状態から立ち技で試し斬りを行うが、居合は主に空間の 型 稽古 を行い、抜き付けとよばれる刀を鞘から抜き放ちながら斬る技術が重視されています
日本の居合術の流祖、林崎甚助重信 が開いた流派は、神夢想林崎流、林崎流、林崎夢想流などと呼ばれ、この他に神夢想林崎流から分かれた多くの居合抜刀術の流派(無双直伝英信流、民弥流、水鴎流、関口流など)の系譜では初代となっており、江戸期以降、林崎甚助に教受された弟子たちの業(技)を見聞きした武芸者や修行者が独自に居合を創作する例もあるなど非常に強い影響力を及ぼしています
江戸時代には数多くの剣術流派が生まれ、弊習された居合抜刀術は継承されましたが 明治から大正にかけて衰退していきました 昭和、第二次大戦終戦の後、現代居合 全日本剣道連盟居合道部会 が 制定した居合は、全国で愛好され活動しております
無外流居合道は、自鏡流居合術から生まれ受け継がれ、古流 “ 無外眞傳無外流居合兵道 ” に纏められたものです
居合の稽古においては、実敵がいないため(一人稽古のため)ただ美しく抜刀し、斬突をして納刀するということになり易く、これは居合を修行する者の最も注意しなければならないことで、実際に敵を斬突する気勢(気迫)と共に気韻(風格)を要求されます
これらは一朝一夕にして出来るものではありません
型に入り、術を身につけ、更に心の刀を抜くに至るまで長い年月の稽古を必要とします
気勢や気韻が外形に表現されるのは心と体の修練の結果としてなのです この気勢、気韻が備わるとむやみに刀を抜かなくても自ずから勝敗を決することが出来るようになるとされます
心、技、体の一致の追求
術から道を歩む過程です
この精神性と禅宗との関わりゆえ、無外流居合は特に
“ 動く禅 ” と称せられます
敬称を略させていただきました
無外流は 真 を持って宗とすべし
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22武士道とともにあらんことを
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